6月29日はクリニックは休診日ですが、広島市で行われた日本スポーツ整形外科学会に参加してきました。
学会とは?
学会とは、研究者が研究成果を発表し、他の研究者や専門家と議論や意見交換を行う場所です。今回参加した日本スポーツ整形外科学会は整形外科医師のなかでもスポーツ分野に関わっている医師や理学療法士、トレーナーなどが参加します。
会議室に分かれてそれぞれ自分の研究結果を発表したり、議論したりします。
真面目で堅苦しい内容だけでなく、著名人を交えた講演会などもあります。今回はサッカー森保監督、デーモン閣下の講演会がありました。
何を勉強しているのか?
医療は日進月歩です。ついこの間まで良いと言われていたことが、実は効果がなかったり、逆に有害であったりすることはよくあります。学会で発表される内容は実ははっきりと評価が定まっているものばかりではありません。ただ、将来的な評価はともかく将来どのような方向に治療が進むのかを知るためには多くの知識を持っておく必要があります。
ついこの間まで当たり前だったものが当たり前でなくなってしまうのは、みなさんコロナ禍で経験されたと思いますが、医療では頻繁にこのような変化が起こっています。保険診療だからといって診療報酬体系に沿った治療方法をしていては良い医療を行うことはできません。保険診療でも効果を見極めて適応を考えていかないといけないですね。
土曜日もお休みをいただきます
今日は主にスポーツ選手の疲労骨折(主に腰椎分離症)と変形性膝関節症の講演を聴講しました。実際の診療でも少しずつ取り入れていきたいと思います。
7月1日土曜日もお休みをいただいて学会に参加いたします(代診になります)。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。