修行してきました

スキー 230219830×510

修行とは?

2月10日の外来はお休みをいただいて2月9日から12日まで、長野県白馬村にある八方尾根スキー場に行ってきました。
スキーされてない方には馴染みのないスキー場かもしれませんが、1998年の長野オリンピックの競技会場になったスキー場のひとつです。と言っても25歳以下の人は生まれる前ですね。
今回レッスンを受けるために八方尾根まで行ってきました。
2月8日の診療が終わってそのまま車を運転して8時間。夜中の3時に八方尾根スキー場の駐車場に着きました。それからホテルに2泊して11日土曜日の夕方白馬村を出発。12日朝に福山に戻る日程です。流石に夜中に家に着いて翌日診療はしんどいので(昔はやってました)、1日は体力の回復のためにゆっくりするようにしています。
運転で疲れたらいつでも寝れるように、車には寝袋をつんでいます。私の車はワゴン車なので、後部座席を倒せば大人一人が寝っ転がれるスペースはあります。

基礎スキーってご存知ですか?

スキーをされるかたは一度は耳にしたことがあるかもしれませんが、「基礎スキー」というジャンルのスキーがあります。白馬八方尾根スキー場は基礎スキーのメッカのひとつです。基礎スキーの大会である「技術戦全国大会」がたびたび開催されています。
さて、この基礎スキーですが、日本スキー連盟(SAJ)が主催する「スキー検定」というテストがあります。英検や漢字検定のスキー版みたいなものですね。
子供向けのものまで含めれば7段階(多分)あります。私は現在2級を持っています。
私は40歳からスキーを本格的に始めて、3年目で2級に合格することができました。そのあとは特に検定にこだわらず「安全に滑るには」を第一にスキーをやってきました。11年もスキーをすれば早い人ではもっと上の検定に合格することもできるのでしょうが、のんびりやっていますので今のところ1級に挑戦しようとは思っていません。そのうち取れるかな?と思っている程度です。
基礎スキーの目的は「綺麗なターンをする」です。各級ごとに目標となる技術、滑り方が定められていて、それを審査員の前で披露して目標となる点数を取れば合格です。
白馬八方尾根スキー場にあるスクールには「技術戦全国大会」に出場するレベルの選手が先生として登録してあり、その一流のテクニックを学ぶことができます

教え方はさまざまです

例えば同じ技術を伝えるにしても、先生によって伝え方はさまざまです。大雑把に教えて生徒ごとに細かく指示する先生もいれば、レゴでも組み立てるようにひとつひとつのパーツを組み立てて、最後に全体を合わせて作品に仕上げる先生もいます。
一つの教え方でピンと来なくても、他の先生から習うと理解でき、前の先生の意図がわかるようになったりするのが面白いところです。
とはいえ、細かいテクニックは後回し、1日のレッスンで大体午前中は基本的な姿勢の確認で終わります。それぐらい姿勢は大事です。姿勢がちゃんとしていないと、午後からの応用的な細かなテクニックを使うことができなくなってします。

ちょっと脱線して・・・外来でいつも思うこと

部活で怪我をしてくる生徒さんを見てて思うのですが、基本的な体の使い方ができていません。スクワットやフォワードランジ、ドローイン、DYJOCなどの基本的な、そしていつでも行えるトレーニングがちゃんとできるようになるまで繰り返しひたすら練習すべきだと思います。つまんない練習かもしれませんが短い学生生活のなかで怪我により数ヶ月競技ができないよりは遥かにましです。
特に女性はジャンプしたり他の選手とぶつかる可能性があるような競技では前十字靭帯が切れてしまうリスクが高く、上記のトレーニングをしっかりとできるように練習のルーチンメニューに組み込むべきですし、練習以外でも暇さえあればトレーニングをしていただきたいと思います。

うさぎ平

安全に滑るのが好きです

そんなこんなで基礎スキーのレッスンを2日間受けてきました。1日目は大雑把なイメージを伝え、滑りをみて修正をアドバイスするタイプの先生でした。2日目は全く逆で細かな練習(右足だけとか、ターン開始の部分だけとか)を積み重ねてターンを仕上げるタイプの先生でした。
どちらの練習も必要だと思います。1日目の先生からアドバイスをうけたときは「あ、昔習ったあれをやればいいんだ」と昔行った練習を思い出して滑ります。細かな練習を積み重ねる系は、私はキャパが少ないので(笑)3つ以上のことを1日に教えられるとどうしても1つは抜けてしまいます。幸い今まで習った内容が多かったのでそれほど新しいことは覚えずにすみました(できるとは言っていません)。
「目に見えて上達した」というのはありませんが、自分の修正しなければならないことは確認できましたので、次回のスキーからは、欠点を修正する練習をしていきたいと思います。

基礎スキーは圧雪で滑るのが楽しいですね

2月も中旬になり、暖かい日が増えてきました。梅の花が咲き出す頃になると圧雪が緩んで雪が柔らかくなります。すぐに凸凹になってしまい基礎スキーでの滑り方はやりづらくなります。そろそろコブが楽しい季節になってきますね。

関連記事

  1. ミーティング後1040×640

    ジュニアウインターカップ広島県予選会に参加しました

  2. 有痛性外脛骨_830×510

    有痛性外脛骨(外脛骨傷害)

  3. IMG_2444 830×510

    島根県で行われた練習試合に参加してきました

  4. 腰椎分離症_830×510

    腰椎分離症

  5. 剣道1

    トレーナー業務

  6. 日本スポーツ整形外科学会2023_830×510

    日本スポーツ整形外科学会2023に参加しました

PAGE TOP