柔道整復師の三島です。
スポーツでのサポートやケアをしています。
新型コロナウイルス感染症への対策も緩和され、いよいよスポーツ競技が本格的に活気づいてきましたね。
しかしそれと同時に、競技中にケガをする選手も増えてきます。
先日行われた福山地区中学校春季総合体育大会の剣道大会では、こんな出来事がありました。
ある女子選手が、1試合目の序盤で足を滑らせバランスを崩し転倒しました。
そのまま試合は続行しましたが、終わってすぐにその選手が「右足が痛い」と私の所に来ました。
選手から状況を聞き取りしながら、足の状態を確認。
転倒する際に右足の指が反り返ったまま、全体重が掛かってしまったようです。(写真)
私は、足の指をテーピングで固定して、試合を待つ時間はアイシングを継続するよう指示しました。
そしてこの女子選手はその後もトーナメントを勝ち上がり、見事、個人優勝を果たしました。
このようなケースでトレーナーがまず考えなければいけないことは、パフォーマンス低下を最小限にしつつ、ケガを悪化させないよう処置をして早く試合に戻すことです。
そのような中でも今回施行した処置が、選手のパフォーマンスを低下させることなく好成績に結びついたのだとしたら、とても喜ばしいことだと思います。
(ケガの状況によっては、選手や監督に棄権を提案する場合や、専門医に受診をするよう促す場合もあり、悔しい思いをすることのほうがむしろ多いくらいです。)
このように、当クリニックではいろいろな競技に関わり、頑張っている選手のサポートをしています。
試合のサポートだけでなく、院内ではスポーツ外傷の再発予防指導や競技復帰のためのトレーニング指導も行っています。怪我の再発を予防するトレーニングまでが治療と考えています。
トレーナー派遣やトレーニング指導についてのご相談がありましたら、お気軽にお声掛けください。